サンシルヴェストレ=ケニアの選手が上位を独占=ブラジル人の最高は男女共に6位
12月31日、サンパウロ市恒例の大晦日の国際ミニ・マラソン選手権「サンシルヴェストレ」が行われ、例年の傾向通り、アフリカ人選手らが上位を独占した。同日付フォーリャ紙(1)などが報じている。
サンシルヴェストレは1925年から続く南米最古の大会で、今回は98回目だ。90年代からはコースが変わり、パウリスタ大通りを出発し、パカエンブー大通りやレプブリカを経由してパウリスタ大通りに戻るまでの15キロとなっている。今回は男女合わせて3万5千人のランナーが出場登録を行っていた。
90年代からはアフリカからの招待選手が優勝することが恒例で、男子は2010年、女子は2006年を最後に、ブラジル人の優勝選手は出ていない。
今年も、男子は3位までをケニアの選手が独占。優勝はティモシー・キプラガット・ロノーで、タイムは44分52秒だった。同選手は昨年のロッテルダムマラソンで2位に入っている。
女子も1、2位をケニア、3位をエチオピアとアフリカ勢が独占。優勝したキャサリン・レリーンのタイムは49分54秒だった。
ブラジル勢の最高位は、男子がジョナタス・デ・オリヴェイラ・クルス、女子はフェリスミーナ・カヴェラで、共に6位だった。フェリスミーナはアンゴラからブラジルへの帰化選手だ。