シルヴェイラ元下議=モラエス判事が釈放認める=クーデター捜査対象者との接触禁止
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シルヴェイラ氏(Agencia Camara)[/caption]

最高裁のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事は刑務所で受刑中だった元下議のダニエル・シルヴェイラ氏に対し、条件付きで釈放を認めた。20日付G1サイト(1)が報じている。
シルヴェイラ氏は下議だった2021年2月に、軍政令第5号(AI5)擁護や最高裁判事全員の更迭などを主張し、現行犯逮捕された。その後も、一度許された自宅軟禁中に規定に従わないなどの問題行為を繰り返し、刑務所に戻されるなどした後、非民主主義を先導する行為を行ったとして最高裁から8年9カ月の実刑判決を受けていた。その際に下議としての任期を剥奪され、21万2千レアルの罰金を受けている。
シルヴェイラ氏は23年2月から服役していたが、その後に模範囚として振る舞ったことや、刑期の3分の1をすでに終えたことから、弁護士が釈放を求めていた。
これに対し、モラエス判事が条件つきでの釈放を認めた。条件とは、電子足輪を必ず着用し、SNSに接する事を厳禁。さらに、連警のクーデター捜査の対象となっている37人に対して連絡を取らないことだ。その中にはボルソナロ前大統領や前大統領の元側近のマウロ・シジ氏、14日に逮捕された2022年大統領選でのボルソナロ氏の副候補だったヴァルテル・ブラガ・ネット氏などが含まれている。