ブラジルマンダカルー物語=黒木千阿子さん自分史

本日から戦後移民の黒木千阿子さんが書いた自分史「ブラジル マンダカルー物語」を掲載する。
黒木さんの著書『サウダーデ 黒木千阿子とブラジルの子供達』(1991年、株式会社アトム発行、神奈川県)などによれば、黒木さんは1940年に台湾で生まれ、神奈川県横浜市根岸で育った。終戦後にエリザベスサンダースホームなどで働いた後、29歳の時、1969年3月に「あるぜんちな丸」で単身、渡伯した。サンパウロ市のキリスト教教会関係の幼稚園などで働いた後、日本語学校を開き、日本語教師をしていた。
1991年にいったん日本に帰国した後、ブラジルに残した日本語学校生徒からの手紙をまとめて前述の本を刊行。その後、ブラジルが忘れられず再渡航した。サンパウロ市で日本語学校を再び開いていたが、2002年ごろに突如思い立って、自分のところで働いていた雇用人を頼って、バイーア州南部の地方都市ジェキエーに単身引っ越した。
その後の生活が今回の「マンダカルー物語」で綴られている。