ブラジリア=平日に恩赦求めるデモ=前大統領長男らが参加

7日、ブラジリアでボルソナロ派によるデモが行われ、前大統領長男のフラヴィオ氏やミシェレ夫人らが参加した。同日付CNNブラジル(1)が報じている。
このデモは、2023年1月8日の三権中枢施設襲撃事件に関与した被告たちへの恩赦を求めるもので、参加者はブラジリアの共和国文化複合施設前に15時に集合。ジョゼ・サルネイ大通りまでを約2時間行進した。
このデモは福音派の大物牧師シラス・マラファイア氏の提案で行われ、フラヴィオ氏やミシェレ氏、ニコラス・フェレイラ下議など、ボルソナロ派として知られる政治家たちが参加した。
フラヴィオ氏は演説で、「恩赦法は必ず議会で承認される。我々はそのための一歩に近づいている」「自宅軟禁中の父を訪れるたびに戦い続ける決意が固まる」などと支持者に訴えていた。
恩赦(アニスチア)法案は現在、デジメトリア(減刑)と呼び名を変えた上で、下院での審議が進められようとしているため、ボルソナロ派が望むボルソナロ氏の無罪や被選挙権回復などは難しいと見られている。
また、この日のデモは平日の昼からの上、事前の告知期間が短かったこともあり、参加者の少なさもネットなどで話題となっていた。