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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(299)

2025年12月3日


しかし、これも既述したことだが、総ての人が、そうであったわけではない。組合員の中にはアンチ下元派が存在し、その独裁を、

「コチアの下元か下元のコチアか」

と、痛烈に批判した。

職員の中にも敬遠する者がいた。

組合外、コロニアの指導者格の人々の間では孤立していた。傑物と評価されつつも、イモ扱いされていた。田舎者の意味である。

コロニアの懸案事項に独自の卓見を持ち、よく提言したが、同調者を得ることはできなかった。理由は、提言者が下元であったからである。スールの中沢源一郎は、こう書いている。

「(下元は)次第に多くの有力者と喧嘩別れとなり、コチアの牙城の中に戻っていくと...

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