【2026年新年号】日伯関係強化に全力で取り組む=駐ブラジル日本国特命全権大使 野口 泰
新年明けましておめでとうございます。2025年12月に駐ブラジル特命全権大使として着任しました、野口泰です。
2017から2020年までサンパウロで勤務した経験があり、5年ぶりにブラジルで勤務できることを大変嬉しく思います。
また、前職の中南米局長時代には、日伯関係が大きく進展する様子を目の当たりにしました。2024年は5月に岸田総理大臣、11月の石破総理大臣がブラジルを訪問しました。昨年は「日本ブラジル友好交流年」の機会を捉え、3月にはルーラ大統領が国賓として訪日し、6月には佳子内親王殿下がブラジルを訪問されました。特にルーラ大統領訪日の機会には、両国が今後5年間で取り組むべき「戦略的グローバル・パートナーシップ・アクションプラン」を採択したほか、両国首脳と経済関係者約500名が参加する日・ブラジル経済フォーラムが開催され、官民で約80件の文書署名が行われるなど、両国経済関係を発展させる大きな契機となりました。今後とも日伯双方で取組を進めていくために当地で引き続き関与できることを嬉しく思います。
ブラジルはグローバルサウスのリーダーとして国際社会で活躍し、日本にとっては、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化する上で重要なパートナーです。また、資源や食料に恵まれ、日本企業もこうしたビジネスに積極的に関わっているほか、近年では、エタノールなどの持続可能な燃料を含む脱炭素ビジネスやレアアースにも高い関心が示されています。
さらに、約270万人の日系ブラジル人の存在が良好な二国間関係に寄与しており、日系社会と一緒になって、日本企業支援や日本文化普及を行うことはとても意義深いことと考えます。私自身、サンパウロ勤務時にブラジルの人々が日本に対し良い印象や高い関心を持っていることに感銘を受けました。誠実さや勤勉さをもってブラジルの発展に大きく貢献した日本人移民の皆様の努力に改めて敬意を表します。ブラジルにおいて世代を超えて日本文化が継承されていることを感慨深く思います。
多くの面で重要性を有するブラジルに大使として赴任することは大きな喜びであるとともに、重責をひしひしと感じている次第です。
今年は、10月に控える大統領選挙をめぐる動きが活発になるところ、その動きをフォローしていきたいと考えております。また、米州で開催されるサッカーワールドカップも楽しみにしています。日本もブラジルも出場予定であり、両国の健闘を期待しております。
今後とも、日伯関係強化、在留邦人や日系人の皆様のサポートにも全力で取り組んで参りますので、皆様方のご理解、ご支援をいただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。









