【2026年新年号】創立70周年の節目を迎えて=日伯文化連盟会長 竹田クラウジオ勇
新年おめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
2026年の干支は丙午です。馬は目標に向かい、真っすぐに前進することや、神様や福を運んでくる動物ということで、とても縁起の良い年とされています。また、日本語では同じ「午」の字を使い、昼の12時前のことを「午前」、その後を「午後」といいます。11時から13時の時間帯を「午の刻」といい、その中心にある「正午」は一日の中で最も太陽が高くなる12時を指し、最もエネルギーに満ちた時刻とされています。つまり、十二支の中でもちょうど中心に位置する午年も最も勢いがあり、迷わず駆け抜けるための最高のタイミングと考えることができます。
本年は日伯文化連盟(アリアンサ)にとって創立70周年の節目でもあります。人間でいうところの古希ということですが、70年間続くというのは古来より稀なるものとの言葉通り、大変価値あるものと受け止めております。改めて、先人や、日系コミュニティ関係者の方々、そして日々アリアンサを支えてくださる皆様に厚く御礼申し上げます。
当連盟は日本語教育にも携わっておりますが、コロナ禍により、生徒数が大幅に減少いたしました。しかしながら、皆様のご協力、ご指導、ご支援のおかげで、半期500人近くまで回復いたしました。昨年2月にはサンパウロ商業協会セントロ地区会館内に分校を開校し、リベルダーデ地区での活動を再開しました。
また、折り紙や生け花、書道、漫画、和紙絵講座などを通しての日本文化の普及活動にも力を入れ、当連盟の本部でもあるピニェイロス校の宮坂国人講堂では日本研究の講演会、トークショー、日本からお越しいただいた方々の落語、音楽、芝居といった芸能ショーも開催しました。
本年度の新たな挑戦としては、2017年のピニェイロス本部改修工事以来の大きな目標であったキッチンの完成を目指しております。そこではプロの料理人たちの職業訓練はもちろん、一般の方々向けの料理教室も開催し、正しく、安全で、おいしい日本食を普及できるよう、努めてまいります。食は日々の生活に欠かせないことですので、このキッチンにより、和食がブラジル人にとってより身近なものになり、よりこの国の文化として浸透していくお手伝いをできれば幸いです。
結びに、皆様のご健勝とご多幸を祈念し、この新たな一年が皆様にとって、力強く駆け抜ける馬のように活気ある年であることを願っております。









