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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(324)

2026年1月21日


 その一つが、移民七十周年祭が行われた七八年に起きた。国際金融市場で、利子が急上昇し始めたのだ。

 外債は、その利子でさらに膨らんだ。同年、四〇〇億ドルを突破した。明らかに、その時期のブラジルには過大過ぎる額であった。

 ために筆者の取材先でも、事の重要性が判る人々は、この件に話が及ぶと、憂いの色を浮かべて沈黙したものだ。

 そして、もう一つの「何事か」が七九年六月に起こった。第二次石油ショックである。原油価格は二・八倍に暴騰した。

 ガイゼルは、その三カ月前、任期を終えていたが、以後ブラジルは、国家そのものが、大破局に向かって滑り出して行く。

 そして一九八〇年代から九〇年...

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