パナマ運河中立協定を支持＝二国間首脳会談でルーラが表明

　ルーラ大統領は28日、ブラジルを公式訪問中のパナマのホセ・ラウル・ムリーノ大統領と首脳会談を行い、ブラジルはパナマ運河の永世中立条約とパナマ運河の運用を直接承認するとアナウンスしたと同日付アジェンシア・ブラジル（1）が報じた。

　パナマ運河中立条約は米国とパナマが署名したトリホス・カーター条約の一つで、水路の運用と中立性を規定している。パナマ運河の建設は1880年にフランスが始め、1904年に米国が引きついだ。同運河の完成で大西洋と太平洋を横断する船舶の移動時間は大幅に短縮され、国際貿易にとっても極めて重要な存在だ。

　パナマは1999年にパナマ運河の完全...