9月は工業生産が減少=15地域中12地域で

地理統計院(IBGE)が8日、月次工業生産調査(PIM)の結果、9月の工業生産は、調査対象の15地域中12地域で8月を下回ったと発表したと同日付現地サイトが報じた。
国内随一の規模を誇り、全体への影響が最も大きいサンパウロ州は前月比で3・3%減を記録。前月比減を記録したその他の地域と減少幅は、サンタカタリーナ州5・1%減、パラナ州4・3%減、パラー州3・7%減、ゴイアス州2・9%減、アマゾナス州2・9%減、エスピリトサント州2・2%減、ミナス州1・7%減、バイア州1・3%減、リオ州1・1%減、マット・グロッソ州0・4%減、リオ・グランデ・ド・スル州0・2%減となっている。
前月比増を記録したのは、セアラー州3・7%増、ペルナンブコ州2・0%増、北東部0・6%増だった。これにより、全国平均は前月比で0・7%減となった。
9月の実績を昨年同月比で見ると、15地域中8地域で増加を見た。増加が目立ったのはマット・グロッソ州の37・5%増やアマゾナス州の13・7%増だ。残る七つの地域では昨年同月比減だった。減少が目立つのはエスピリトサント州の14・7%減やパラー州の13・4%減だ。
1~9月の累積では15地域中七つの地域で前年同期比増を記録した。前年同期比増で突出していたのはマット・グロッソ州の25・7%増。前年同期と比べた減少幅が最大だったのはパラー州の8・8%減だった。
直近12カ月間の累積で前年同期を上回ったのは15地域中6地域のみで、ここでもマット・グロッソ州の23・2%が最も大きな成長幅を記録した。他方、15地域中9の地域は前年同期比減となったが、ここでも減少幅が最大だったのはパラー州で、8・4%減を記録した。