「元気で頑張りましょう」=長崎県人会が敬老会

ブラジル長崎県人会(森繁親会長)の忘年会を兼ねた敬老会が、11月27日午前11時からサンパウロ市ジャバクアラ区にある同県人会館で開催され、会員ら30人が一堂に会した。今年、同県人会の敬老の対象となる75歳以上の高齢者は約40人。そのうち当日は11人が出席し、一人一人に記念のプレゼントが贈呈された。
敬老会では先亡者への黙とうに続いて、森会長があいさつし、2020年3月からのパンデミックにより、約2年半にわたってほとんど県人会活動ができなかったことに言及。その上で青年部や龍(じゃ)踊り部など若手メンバーが協力して文協芸能祭、県連日本祭り、七夕祭り、ブラジル独立200年式典等に参加したことを労った。また、今年行われるはずだった県人会創立60周年記念式典が来年に延期され、オンライン形式で開催されることにも触れ、「これからも元気で頑張りましょう」と述べた。
引き続き、理学療法士でもあるヒロセかおりタイス青年部長の指導により、参加者たちはイスに座ったまま軽い体操とストレッチを行った。
元会長の野口圭三さん(83)が乾杯の音頭を取り、昼食の弁当が振る舞われた。その後、敬老対象者一人一人に青年部から記念品が贈呈された。また、先ごろ結婚した青年部の堤セリナ広子さんとアレシャンドレさん夫妻を祝して、胡蝶ランの鉢植えが贈られた。
高齢者を代表してあいさつに立った丹生登(にぶ・のぼる)さん(87)は、「お互い健康に気をつけて今後も県人会に参加していただけますよう、よろしくお願いします」と呼びかけていた。
サンパウロ州プロミッソン支部の前田ファビオ支部長が閉会の辞を述べ、敬老会は恙無(つつがな)く締めくくられた。
なお、この日欠席した敬老対象者と地方在住の該当者には後日、同様のプレゼントが県人会から郵送される。