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フォーカス=インフレ予想引き下げる=それでも上限突破は必至

2022年12月14日

 中銀が12日に発表した経済の動向予想調査「フォーカス」によると、今年のインフレ予測値は久しぶりに引き下げられたが、それでも2年連続で政府目標上限を突破する事は必至と12日付現地サイトが報じた。
 最新の広範囲消費者物価指数(IPCA)予測値は5・92%が5・79%に下方修正された。IPCAの予測値は6週連続で上方修正されていた。
 インフレが高進すると消費者の購買力が落ち、国内総生産(GDP)成長率が鈍るなどの影響が出るため、インフレ抑制は中銀に課せられた責任の一つだが、この数字はまだ、政府目標上限の5%を上回っている。中銀通貨政策委員会(Copom)は7日の会議でインフレ抑制の切り札である経済基本金利(Selic)を13・75%で据え置いており、2年連続で目標上限を超える事態は避けられないようだ。
 なお、2023年のIPCA予測値は5・08%で据え置かれており、こちらも目標上限の4・75%を超えそうだが、中銀が基本金利は23年半ばまで高止まりとの考えを示している事もあり、来年末の時点での基本金利の予測値も11・75%のままで据え置かれている。
 GDPの成長予測値は今年が3・05%、23年が0・75%となっている。
 為替の予測値は今年も来年も1ドル5・25レアルで据え置かれた。貿易収支の予測黒字額も今年は550億ドルで据え置かれたが、来年は581・5億ドルが600億ドルに引き上げられた。


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