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次期文化相にマルガレッテ氏=国際的人気の北東部歌手

2022年12月16日

マルガレッテ氏(右)(Antonio)
マルガレッテ氏(右)(Antonio)

 ルーラ次期政権で復活する文化相に大物歌手のマルガレッテ・メネゼス氏が就任することが決定的となっている。13~15日付現地紙、サイトが報じている。
 マルガレッテ氏の文化相就任は、13日に彼女自身が認めたことで明らかになったが、その数日前から就任の噂が浮上していた。
 文化相、ならびに文化局はボルソナロ政権下で廃止され、2019年以降は市民省、現在は観光省傘下の局に格下げされていたが、2018年以来の復活となる。
 ルーラ氏、ジウマ氏の労働者党(PT)政権では文化相に話題の人物を据えることが多く、これまでも、国際的歌手のジルベルト・ジルや、大御所歌手のシコ・ブアルキの妹のアナ・オランダ氏などが就任している。
 マルガレッテ氏は1962年生まれで出身はバイア州サルバドールだ。80年代から当時ブームだったサンバの進化系「アシェー」の人気歌手となった。90年代に入ると、彼女の歌がハリウッド映画でも使われて有名となり、それを契機に米国や欧州などでもデビュー。国外公演も積極的に行っている。
 今回の人事は彼女の歌手としての実績に加え、ルーラ氏が強い地盤を持つ北東部の文化に配慮したものと解釈されている。
 だが、その矢先、マルガレッテ氏の文化省の人事をめぐり、彼女とルーラ氏の意向が割れている。同氏は文化省のナンバー2にパルマレス財団元会長のズールー・アラウージョ氏を迎えたがっている。アラウージョ氏がパルマレス財団の会長を務めていたのは、マルガレッテ氏の郷里の先輩でもあるジルベルト・ジル氏が文化相を務めていた頃だ。
 だが、ルーラ氏側は歴史学者のマルシオ・タヴァレス氏の就任を望んでいる。タヴァレス氏はルーラ氏夫人のジャンジャ氏が強く推薦しているという。


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