ＢＢＧ＝増子さんとアルデモ総領事を表彰＝リオ・ブランコ叙勲式２月に

　日本の一般社団法人「ブラジリアン・ビジネス・グループ（ＢＢＧ）」は昨年１２月２１日、静岡県浜松市内のブラジル食料品店「セルヴィツー」にて、日伯関係深化に貢献した増子利栄（としえい）さんとアルデモ・ガルシア在浜松ブラジル総領事の功績を称える表彰式を開催した。１２月２２日付、日本のアルテルナチーバ誌が報じた。
　増子さんは８８年にデカセギとして来日し、浜松市内初となるブラジル食料品店「セルヴィツー」を創業。在日ブラジル人の生活支援活動にも積極的に携わり、２００８年のリーマンショックによるデカセギ雇用危機時には、浜松市や浜松国際交流協会など８団体で組織する「がんばれ！ブラジル人会議」の代表として、失業したデカセギ日系人の生活支援活動を行った。１１年の東日本大震災時には被災者支援活動を行った。
　増子さんは「この表彰状は自分一人に対してのものではない。支援活動に協力した人全員に向けて贈られたものだ」と語った。

　アルデモ総領事は、ブラジル政府が増子さんと、０９年の在浜松市ブラジル総領事館開設以来、同領事館で秘書を務める鍵山三加子氏にリオ・ブランコ勲章を授与することを発表した。
　叙勲式は２月に行われる予定。アルデモ総領事は増子さんの半生を綴った約１５０ページの日ポ両語書籍が出版予定であることも明かした。