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リオ・グランデ・ド・スウ州=市議が奴隷労働事件を肯定=被害者のバイア州民を侮辱

2023年3月3日

 パトリオッタ党は1日、リオ・グランデ・ド・スウ州で発覚した奴隷労働問題を議会の場で肯定した同州市議に対し、追放処分を行った。1日付UOLサイト(1)などが報じている。
 処分を受けたのはリオ・グランデ・ド・スウ州カシアス・ド・スルのサンドロ・ファンチネル市議だ。同市議は2月28日の市議会で、2月下旬に同州ベント・ゴンサウヴェスで発覚した奴隷労働事件の被害者を侮辱する発言を行い波紋を呼んでいた。
 問題となった事件では、主にバイア州から集められた207人の労働者が、山間部のぶどう農園で5〜20時までの15時間の単純労働を、土曜を除く毎日課せられた上、15キロ離れた劣悪な宿泊施設に缶詰にされた。労働者の中には脱出を試み、身体的な暴力を受けた者までいた。運営者はすでに逮捕されている。
 ファンチネル市議はこの件を問題視せず、会議に参加した農業関係者に対し「あのような者たちを雇うな」と発言。さらに「バイア州にある唯一の文化は浜辺でタンボール(太鼓)でも叩くだけだ」との侮辱発言まで行い、騒ぎを広げていた。
 パトリオッタの上層部はファンチネル氏を「人権侵害」として追放とした。同市議会ではファンチネル氏の罷免審議要請も出されている。


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