警察=検死結果「恋人を殺して自殺」=セアラ―州女性市議殺害事件
【既報関連】セアラー州で今月初旬に起こった女性市議が恋人の男性と共に遺体で発見された事件に関し、検死の結果、市警などが、恋人が市議を殺害した後に自殺したとの判断を下した。23日付G1サイト(1)などが報じている。
これは今月3日、セアラー州ジュアゼイロ・ド・ノルテで、同市議会のヤニー・ブレナ・アレンカール議長(26)が恋人のリクソン・ピント・ルセナ氏(27)と共に、遺体で見つかった事件に関するものだ。
ヤニー氏の遺体は首と腹部に傷があり、爪も割れていた。また、死因は窒息死とされたが、自宅には侵入された形跡がなかったため、リクソン氏による犯行が疑われていた。
ヤニー氏は2020年に市議に初当選した年からリクソン氏と生活をはじめていた。だが、下議の兄を持ち、当選前は医師でもあったヤニー氏とは対照的に、リクソン氏は馬術関係の選手ではあったが、定職を持っていなかった。知人たちによるとヤニー氏は生前、「これ以上は面倒見切れない」と語り、別れることをほのめかしていたという。
そうしたことから、遺体発見直後から「別れ話のこじれでヤニー氏が殺害され、リクソン氏が後を追って自殺した」との仮説が立てられていたが、検死でそれが確認されたこととなった。