ワラセ、今期リーグ戦出場禁止に=ルーラへの銃での挑発発言で

ネット上で「ルーラ大統領の顔を撃てるか?」との挑発的発言を行って問題となった男子バレーボール五輪代表選手のワラセが3日、今期の国内リーグ戦への出場停止を命じられた。3日付フォーリャ紙(1)などが報じている。
ワラセは1月下旬、ガンクラブで射撃する動画をインスタグラムに流した後、「ルーラの顔を撃てるか?」と質問され、「誰かできるか?」とフォロアーに尋ねた。これがフォロワーたちの間で問題となり炎上。2月3日には所属の国内リーグのチーム、クルゼイロが無期限での出場停止処分を与えていた。
3日の判断はブラジル五輪委員会(COB)の倫理委員会によるもので、ワラセに対し、2月3日から5月3日までの90日間、バレーボール選手としての活動を禁止した。それはすなわち、国内リーグ「スーペルリーガ」の今期の出場を断念するという意味でもある。
さらに、1年間にわたり、五輪代表の招集も禁止された。代表に関してはそれ以前に、ワラセ自身が引退を表明していた。
ワラセはレギュラーとして五輪に3度出場しており、12年ロンドン大会で銀、16年リオ五輪で金メダルに貢献していた。