パリ=ブラジル人女性が行方不明に=失踪前に不審な行動も
パリでブラジル人女性が行方不明となり、捜索が続いている。15日付フォーリャ紙(1)などが報じている。
行方不明になったのはサンパウロ州出身のフェルナンダ・サントス・オリヴェイラさんで、9カ月前からパリに住んでいた。パリでは一人で生活しており、ポルトガル料理のチェーン・レストランで働いていた。
職場の同僚によると、今月3日にフェルナンダさんに会っており、「疲れているように見えたが、仕事疲れなのかと思っていた」と証言している。その友人はフェルナンダさんと8日に昼食をとる約束をしていたが、連絡が取れなかったため、フェルナンダさんの友人で同僚でもある男性と共に彼女の自宅に出向いた。フェルナンダさんは不在で、衣服などはそこにあったが、バスポートと彼女が購入したばかりの電動スクーターがなくなっていたという。携帯電話は二つとも、寝台の脇に置かれた状態だったという。
また、近隣住民は6日にフェルナンダさんを見かけている。その時の彼女はかなりの剣幕でその隣人と口論をしており、隣人につかみかかった他、アパートの大家の母親にも暴力を振るったという。
さらにフェルナンダさんが職場でセクハラを受けていたとの情報も寄せられている。
フェルナンダさんの家族によると、彼女はサンパウロ州に23歳になる息子がおり、孫も2人いるという。パリへは親類を頼って行ったが、彼らは米国に引っ越したとのことだった。