サンパウロ市=公園で連続痴漢の青年逮捕=被害者は少なくとも10人
27日、サンパウロ市市警はサンパウロ市北部の公園で女性に痴漢行為を行っていた18歳青年を逮捕した。被害に遭った女性は10人以上に及んでいる。28日付フォーリャ紙(1)が報じている。
女性たちが被害に遭っていたのは北部ピリトゥーバ地区にある公園「シダーデ・デ・トロント」で、この容疑者は公園やその周辺でジョギングや散歩をしていた女性少なくとも10人に、嫌がらせや暴行を繰り返していたという。
被害者たちによると、容疑者は女性の尻を狙う傾向があったようで、手やゴム草履、棒などで叩く、噛み付く、つねる、キスをするなどの痴漢行為を受けている。また、暴行後は傷跡が残ったりもしたという。
容疑者が犯行を繰り返していた時間帯は18時30分~21時30分で、被害に遭ったとされる女性の内、6人が面通しによって同容疑者による犯行だと認証。残りの人たちも、28日中にも事情聴取や面通しに応じる見込みだ。
警察では、被害者はもっといると見ており、容疑者逮捕との報道により、被害届を出しに来る女性が現れるのを待っている。
同容疑者は犯行について、「夕方になると、抑えられないほどアドレナリンが高まってしまう」「狙う対象に年齢などの好みはなかった」と警察に語っているという。