首都の空港爆破未遂犯逮捕=隣国の協力得てパラナ州で
2022年12月24日にブラジリア空港脇で起きた爆破未遂事件の犯人で逃亡中だったウエリントン・マセド容疑者が、14日にパラナ州で逮捕されたと同日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)が報じた。
逮捕劇が起きたのはパラグアイで、国際協力を約束しているパラグアイの国家警察が、マセド容疑者と、1月8日の三権中枢施設襲撃事件に関与したことが疑われている男女各1人の計3人を、フォス・ド・イグアス市でブラジルの連邦警察に引き渡した。
マセド容疑者はブラジリアの空港の近くに停車中のタンクローリーの傍に爆発物を設置し、近隣住民らを命の危険にさらしたとして、今年8月に連邦直轄区地裁で6年間の禁固刑を言い渡されたが、同時に逮捕された容疑者と共に逃亡していた。
フラヴィオ・ジノ法相は14日、SNSを通して、「1月8日の三権中枢施設襲撃事件やブラジリア空港での爆弾テロなどの犯罪行為に関与して告発されたブラジル人達の逮捕というパラグアイ警察の働きに感謝している。また、連邦警察の効率的な活動にも改めて敬意を表する」と語った。