サンパウロ国際映画祭=19日より「モストラ」開催=濱口最新作など話題作ズラリ
19日からサンパウ市で第47回サンパウロ国際映画祭が開催される。16日付Gサイト(1)が報じている。
サンパウロ国際映画祭は「モストラ」の愛称で知られ、国内では最大規模の映画祭だ。今年も、90カ国から寄せられた全360作品が、市内24カ所で公開される。
モストラは、世界の有名映画祭で話題になった作品を国内でいち早く鑑賞できることでも知られているが、それは今年も同様で、カンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞、前作「ドライブ・マイ・カー」も国際的にヒットした濱口竜介の最新作「悪は存在しない」をはじめ、カンヌ最大賞のパルムドールに輝いたフランスのジュスティーヌ・トリエ監督の「アナトミー・オブ・ア・フォール」、ベルリン映画祭の2位にあたる銀熊賞のドイツのクリスチアン・ペッツォルト監督の「アファイア」、サンダンス映画祭でグランプリを獲得したイラン系米国人マリアム・ケシャヴァース監督の「ザ・ペルジャン・ヴァージョン」なども上映リストに上がっている。
また、今年7月に亡くなったブラジルの脚本家ゼー・セルソ・マルチンス・コレアや、1960年代に映画「欲望」などで有名になったイタリアの巨匠ミケランジェロ・アントニオーニの特集上映が行われる。
モストラは11月1日まで開催。詳しくは公式サイト(https://47.mostra.org/)で。