テルマーリオ元上議を逮捕=愛人殺害容疑、娘にも強姦か

【既報関連】ゴイアス州軍警は10月30日夜、10月30日に殺害命令容疑で逮捕令状が出ていたロライマ州選出の元上議テルマーリオ・モッタ容疑者を逮捕した。10月31日付フォーリャ紙(1)やアジェンシア・ブラジル(2)、G1サイト(3)などが報じている。
テルマーリオ容疑者は9月29日にロライマ州の州都ボア・ヴィスタで起きたアントニア・ソウザさん殺害事件の殺害命令犯と見られている。アントニアさんはテルマーリオ氏の元愛人で、二人の間には18歳になる娘がいる。
その娘が昨年、父親が「淫部を触り、服を脱がそうとした」と訴訟を起こしていた。アントニアさんはその際、取材に応え、「彼女にとって人生最大の悪夢だ」と強く批判していた。彼女が殺されたのは、娘の裁判で証言を行う3日前だった。
テルマーリオ氏はわいせつ行為を否定したが、この時、同氏にはまだ上議としての任期が残っていた。同年10月の上議選で同氏は落選している。
10月30日の捜査ではテルマーリオ氏の甥を含む、殺害関与の容疑者2人がロライマ州で逮捕されている。