サンパウロ市市長選=ダテナがタバタと会食=副候補としてついに出馬か
バンデイランテス局のニュースキャスター、ジョゼ・ルイス・ダテナ氏が4日、サンパウロ市で市長選候補のタバタ・アマラル下議(ブラジル社会党・PSB)と会食したことが明らかになり、タバタ氏の副候補かと注目され始めている。5日付CNNブラジル(1)やカルタ・カピタル(2)などが報じている。
このことは、マルシオ・フランサ中小企業相が4日、同相とタバタ氏、ダテナ氏が一緒に写った写真をSNSにあげたことで明らかになった。フランサ氏はこの説明に、「公園で上がった炎。我々のサンパウロ市だけで」との説明をつけた。
ダテナ氏はニュース番組「ブラジル・ウルジェンテ」のキャスターを長年務めており、過去4回のサンパウロ市市長選では毎回、出馬するのではと言われ、世論調査でもそれなりの高さを記録していたが、実現には至っていない。昨年はボルソナロ前大統領が、サンパウロ州選出上議選の候補にすることに固執したが、ダテナ氏は出馬しなかった。
ダテナ氏は今回も民主労働党(PDT)に籍を置いたことで、「出馬するのでは」と見られていたが、先月離党したばかりで、その矢先のタバタ氏との会合だった。
サンパウロ市市長選の世論調査3位のタバタ氏は現在、副候補を探している段階で、民主社会党(PSDB)の政治家を候補にするのではないかと見られていたが、ここに来て、ダテナ氏が浮上することになった。ダテナ氏に関して、タバタ氏は「PSBの席ならある」とダテナ氏を歓迎する発言も行っている。
タバタ氏は中道左派で、中道や保守に強い候補を副候補に求めている。