サンパウロ市=下議が車を運転中に襲われる=正当防衛で発砲、容疑者死亡
16日午後、サンパウロ市でアレッシャンドレ・レイテ下議(ウニオン)が車の運転中に賊に襲われ、車体に銃弾を浴びたため、銃で打ち返して容疑者を殺害する事態となった。16日付CNNブラジル(1)などが報じている。
事件はサンパウロ市南部のインテルラゴス大通りで起こった。アレッシャンドレ氏が妻と共に車を走らせていると、バイクに2人乗りした強盗が車に近づき、下議の車に銃弾3発を浴びせた。
アレッシャンドレ氏がこれを見て銃で応戦。強盗の1人に向けて銃を発砲したところ、被弾した容疑者はその場で倒れて死亡した。共犯者はそれを見て、逃げ去った。
アレッシャンドレ氏は、サンパウロ市の市議会議長を務めるミルトン・レイテ市議(ウニオン)の息子だ。G1サイト(2)によると、事件後の会見に応じたミルトン氏は、息子夫婦は無事だが、家族はみな、驚き、神経質になっているとした上で、「この国はどうなっているんだ」との言葉で自らの驚きも表した。