モルンビ・スタジアム=コンサート事業も活発化へ=LN社と6千万レで独占契約
サンパウロFCはモルンビ・スタジアムでのコンサート興行に関し、興行大手のライブ・ネーション社と6千万レアルで独占契約を結んだ。20日付フォーリャ紙(1)などが報じている。
モルンビ・スタジアムはサンパウロFCの本拠地で、サッカーの試合のみならず、古くから、サンパウロ市内きっての大型コンサート開催の場として知られている。その動員規模は8万人に及び、最近同じくコンサート会場として台頭しつつあるパルメイラスの本拠地、アリアンツ・パルケの5万5千人の1・5倍にあたる。
サンパウロ市ではパンデミック後、特に、コンサート興行が過熱状態にあり、音楽フェスティバルのロラパルーザやプリマヴェーラ・サウンド、ザ・タウンといったフェスティバルに、テイラー・スウィフトやコールドプレイ、ポール・マッカートニーの公演など、国内の話題を独占する有名な興行も相次いでいた。
ライブ・ネーションは米国に本社を置くコンサート企業で、ブラジルには2017年に進出。近年は国内最大大手のT4F社とコンサート市場のトップ争いをするまでに成長し、2024年からはロラパルーザ・ブラジルの運営で独占契約を結んだりしていた。
モルンビ・スタジアムは18日も、新スタジアム名の命名権をめぐる契約について報じられたばかりだった。