アマゾナス州=ベネズエラの女性芸人殺害=遺体発見、容疑者らも逮捕

アマゾナス州市警は6日、5日に同州で発見された遺体は昨年末から行方不明になっていたベネズエラ人のサーカス団員、フリエッタ・イネス・エルナンデス・マルティネスさん(38)のものであることが確認されたと発表した。同日付フォオーリャ紙(1)やG1サイト(3)などが報じている。
フリエッタさんは昨年の12月23日から行方が分からなくなり、捜索が続いていた。最後に目撃されていた時は自転車でアマゾナス州プレジデンテ・フィゲイレード市の森林地帯を走っていた。
遺体は5日の18時頃に同市の森林地帯で発見され、検視の結果、彼女のものだと確定された。森林はフリエッタさんが滞在していた場所の近くにあり、自転車の部品といった、彼女の所持品が発見された後、地中に埋められていた遺体も見つかった。
氏名は明かされていないが、5日にはフリエッタさんの殺害容疑者と見られる夫婦が逮捕されている。CNNブラジル(2)によると、フリエッタさんの携帯電話を巡って喧嘩となった後、夫がフリエッタさんに性的暴行を加えたのを見て嫉妬した妻が、彼女を殺害し、埋めたという。
フリエッタさんは2015年からブラジルに住んでおり、自転車で旅をするサーカス団「ぺ・ヴェルメイ」の一員として、「パリャッサ・ジュジュバ」の名で活動。ブラジル国内を転々と興行していた。
フリエッタさんは自転車で母国に帰省する途中で事件に巻き込まれ、音信不通となっていた。