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サンパウロ市=偽造ビール工場を閉鎖=31人が現行犯逮捕に

2024年1月20日

 サンパウロ市市警は18日、サンパウロ市南部でビールを偽造している秘密の工場を閉鎖。31人を逮捕した。19日付フォーリャ紙(1)が報じている。
 工場は南部のジャルジン・アンジェラ地区にあり、無名のメーカーのビールのラベルや王冠が有名ブランドのものとすり替えられていたという。ここで偽造されたビールは、通常より安い価格で取引されていたという。
 不正発覚のきっかけは、商品価格が市場価格を下回っていることを不審に思った市中央部ボン・レチロの商人が、ビールを輸送するトラックを怪しんで通報したことで、警察が1カ月かけて工場を特定し、摘発にいたったという。
 担当の警察官によると、工場は24時間体制で稼働していたといい、警察が踏み込んだ時、容疑者の一部は、瓶を洗ったり、王冠をはめなおしたりしていたという。工場では、安物のビールのラベルや王冠をブラーマやSkol、オリジナルなど、様々な有名メーカーのものに取り替えていた。警察はブランド物のラベルや王冠数千点と、偽造ビールの入った箱683個、ラベルプリンターやキャッピング・マシンも押収した。商品の扱いは衛生基準を満たしていなかったという。
 現場で働いていた31人は警察を見て逃亡を試みたが、全員が現行犯逮捕された。警察は、市場価格を不当に下回る商品は信用しないことや、瓶や包装に傷みが見られた場合は偽造を疑い、商品の受け取りを拒否するよう勧めている。


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