サンパウロ市カーニバル=パレードの中止が118回=市の判断遅れブロッコ困惑
今年のサンパウロ市のカーニバルで、118ものブロッコのパレード(デスフィーレ)がキャンセルされていたことがわかった。1月31日付フォーリャ紙(1)が報じている。
ブロッコと呼ばれるサンバ集団のデスフィーレは「道のカーニバル」「路上のカーニバル」と呼ばれ、2日から始まるが、当初、500以上とされていたデスフィーレの内、118がキャンセルされていたことが、1月31日付サンパウロ市官報で明らかになった。
キャンセルされた主な理由は、スポンサーを得られなかったことや、市からの認可が下りなかったことだ。
その中には、「メウ・サント・エ・ポップ」「ドミンゴ・エラ・ノン・ヴァイ」「ブロッコ・ダ・プレッタ」といった人気ブロッコも含まれている。
今年、これだけの数のデスフィーレがキャンセルされた背景には、聖市側の協賛決定の遅れがあるという。今年、サンパウロ市が協賛の入札の最終結果を発表したのは1月16日で、カーニバル開催まで1カ月を切っていた。
また、メウ・サント・エ・ポップの創始者ジョルジェ・ミノル氏は、「LGBT関係のブロッコにはスポンサーが付きにくくなっている」とも語っている。