リオ市＝福音派の女性牧師殺される＝ミリシアと密売人の抗争で

　リオ市で２２日、福音派の女性牧師が犯罪集団の銃撃戦に巻き込まれ、死亡する事件が発生した。２３日付Ｇ１サイト（１）が報じている。
　事件が起きたのはリオ市西部のガルデニア・アズルで、被害にあったのはマルタ・ゴメスさん（４３）だ。マルタさんは午後９時頃、娘と共に買い物に行き、ソラヤ街にある自宅まで戻って来たところ、武装集団が同地区に侵入。銃撃戦が起こり、被弾した。
　マルタさんたちは門の前まで来ていたため、娘を急かせて家の中に逃げ込ませたが、自分自身は頭と背中に被弾。救急病院に運ばれたが、助からなかった。
　警察によると、マルタさんの住むマルコン地区はミリシア（民兵組織）の支配地域で、麻薬密売者たちの襲撃を受けたのだという。
　マルタさんは最近再婚したばかりで、合計で８人の子供と孫がいた。マルタさんは同地区で多発する抗争事件を恐れ、他の地域に転居するため、借家契約も打ち切ったところだったという。