サンパウロ州=「性交中に指を噛んだ」=夫が妻をベッドで殺害
サンパウロ州内陸部で夫が妻をベッドで刺し殺す事件が発生した。夫は性行為の際に指を噛まれたことを殺害理由に挙げている。15日付G1サイト(1)が報じている。
この事件は、サンパウロ州内陸部カコンデで14日に発生した。殺されたタチエーレ・デ・カシア・ドス・レイス・ゴンサルヴェスさん(38)は14日夜、夫のマルコス・ヴィニシウス・パウリーノ容疑者(27)とベッドで性交中、夫の左手の指をかんでしまった。
それが気に入らなかった容疑者は、彼女が着替えてベッドに戻り、寝入るのを待ち、ナイフで首と胸を刺して殺した。
同容疑者はいったん現場を後にして逃げたが、15日朝、軍警に出向き、犯行を自供した。軍警は同容疑者をパトカーに乗せ、現場となった自宅まで連れて行き、犯行を確認の上で現行犯逮捕。女性殺人の現行犯として市警に連行した。
マルコス容疑者は取り調べに応じ、犯行の動機は性行為の際にタチエーレさんに左手の指を噛まれたことだと話した。警察によると、それを告白する際も悪びれた様子を見せなかったという。
タチエーレさんの遺体は、サンパウロ州ジョアン・ダ・ボア・ヴィスタの法医学研究所(IML)での検視後、家族が住むミナス・ジェライス州ボテーリョスで埋葬された。
