リオ市=イスラエル女性観光客が転落死=襲撃恐れて逃げ惑った矢先に

6日、リオ市中央部でイスラエル人女性がガードレールを踏み外し、転落死する事件が発生した。7日付G1サイト(1)(2)などが報じている。
事故が起きたのは6日夜7時頃で、リオ市サンタテレーザのアルミランテ・アレッシャンドリーノ街から女性が転落したとの通報で消防が駆け付けたが、既に死亡していた。
死亡したのはイスラエルからの観光客のアルマ・ボハダナさん(22)で、一緒にいた友人男性によると、二人はチジュッカの森へのトレイルの入り口の一つでコルコバードへの登り口にも近いカショエイラ・ド・シルヴェストレのアクセスポイント付近を歩いていたが、接近してきた車に乗っていた男性たちに囲まれて驚き、逃げようとした際、約50センチのガードレールを踏み外し、15メートル下にある封じ込め構造物の基部に落下したという。
アルマさんと一緒にいた男性も外国からの観光客だった。
アルマさんは一人旅で伯国を訪れ、最初はバイア州のホステルに3カ月ほど宿泊していた。同ホステルの従業員によると、アルマさんはブラジルを非常に愛しており、人懐っこい人柄で、地元の文化を学ぶことに熱心だったという。
リオに来たのは10日ほど前で、一緒にいた外国人男性は彼女が滞在していたコパカバーナのホステルで知り合ったという。ホステルで友人になった人たちによると、アルマさんは以前訪れたラ米の国で襲われた経験があり、そのトラウマが残っていると語っていた(3)という。