ウクライナ紛争=中国とブラジルによる解決策案=56の国や国際組織が支持

中国とブラジルが発表したウクライナ紛争に対する解決策案に対する支持が拡大していると中国政府が語っていることが明らかとなった。13日付フォーリャ紙(1)が報じている。
これは、ロシアで開催中のBRICS諸国の外相会議の席で、中国の王毅外相がマウロ・ヴィエイラ外相に伝えたことで明らかになった。
王毅外相によると、3週間前にセルソ・アモリン大統領付外交問題特別顧問と共同調印したウクライナ紛争の解決策案は徐々に支持を拡大しているという。林剣報道官は記者会見でこの件に触れ、現時点で支持を表明しているのは、52の国と国際組織で、計56件の支持を得ているという。
王毅外相はヴィエイラ外相と共に「今年をBRICS強化のための最初の年にしたい」との意気込みを見せており、今後も国際平和のために協力姿勢を示していきたいという。
ヴィエイラ外相によると、ジェラルド・アルキミン副大統領による中国訪問が好評を博し、ブラジルと中国が多くの点で価値観を共にしていることが分かったという。また、その中の一つが国際平和だったという。
ルーラ大統領も10日にロシアのプーチン大統領と対話を行い、王毅外相とアモリン氏が調印した案を基に、ロシアとウクライナ両方の側に立った解決策を繰り返して主張したと言われている。