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コロニア芸能祭=130演目で移民の日祝う=2800人来場、岩崎さん特別出演

2024年6月27日

「大川くずし」に合わせ歌謡舞踊を披露する西川流日本舞踊の皆さん
「大川くずし」に合わせ歌謡舞踊を披露する西川流日本舞踊の皆さん

 ブラジル日本文化福祉協会(文協、石川レナト会長)は22~23日、サンパウロ市リベルダーデ区の文協ビル大講堂で、日本移民116周年記念「第57回コロニア芸能祭」を開催した。2日間にわたり、約130演目が披露され、約2800人が来場。日本の伝統芸能を満喫した。
 23日に行われた開会式で挨拶に立った文協芸能委員長の加藤ロベルト孝幸さんは、「芸能祭は伝統芸能を楽しむだけでなく、18日の日本移民の日をお祝いするという大切な開催意義があります」と述べ、文協評議委員長の山下譲二さんは、「芸能祭無しでは移民の日を祝っている気がしない」と日系社会におけるコロニア芸能祭の重要性について語った。同祭実行委員長の楠本留巳さんは、開催協力者への感謝を述べた。
 出演団体は、大正琴聖会、ブラジル吟剣詩舞連合会、鳥取シャンシャン傘踊り、長崎龍踊り、琉球國祭り太鼓、花柳流金竜会、京藤間流日本舞踊、リベルダーデ文化福祉協会舞踊部、ブラジル邦楽協会、ブラジル琉球舞踊協会など。

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 英国の人気番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」に出場し、日本人初となるゴールデンブザーを獲得したマジシャンの岩崎圭一さんも特別出演した。マジックショーの一環で舞台に上がった楠本さんは、「指輪が宙を舞いながら私の指に入って、本当にすごかったです」と興奮冷めやらぬ様子で感想を語った。
 初来場というマリア・クララさん(16)は、5歳から空手を習い、12歳からは日本舞踊の練習もしている。「日本舞踊は一つ一つの動きに意味がある。私にとって特別なものです。観るのも心地よく、芸能祭はとても楽しいです」と話した。
 同じく来場者の唐沢マリザさん(72、2世)は、「舞台に上がる若者は元気で、生き生きしている。踊りもとてもきれい」と語った。


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