サンパウロ市=一部バスが突然スト、交通混乱=13カ月給支払い遅れ理由に
9日午後、13カ月給の支払いが遅れていることに抗議して、サンパウロ市のバスの運転手たちが突然のストを起こし、利用者の間で混乱が広がった。同日付G1サイトが報じている。
サンパウロ市のバス運転手たちは9日午後、市内で部分的なストライキを敢行した。彼らはバスターミナルで乗客を降ろし、車庫に戻っている。
このストによる渋滞は19時の時点で1486キロに及び、今年の市内で最悪を記録している。
サンパウロ市都市交通局とバス公社のSPトランスは、事前の通知もなくストに参加したバス会社に対し、警察への通報を行っている。
サンパウロ市南部のサントアマーロやカンポ・リンポのバスターミナルでは、バスが停車したまま、運行を中止。乗客による長蛇の列ができた。中央部のドン・ペドロ2世ターミナルでは、バスの一部がスト決行との知らせを受けた人々が、群れをなしてターミナルを後にする姿が見られた。
リカルド・ヌーネスサンパウロ市市長(民主運動・MDB)は、「市はきちんと送金しており、未払いの資金は1センターヴォたりともない」ため、市内のバス会社が運転手や車掌への13カ月給の支払いを遅らせる正当な理由はないとして、バス会社の態度に疑問を示した。
21時50分になり、バス会社が13カ月給の支払いを約束したため、ストは収束。だが、それまでの間に影響を受けた乗客は330万人に及んだという。
(1) https://g1.globo.com/sp/sao-paulo/noticia/2025/12/09/motoristas-de-onibus-fazem-protesto-em-sp.ghtml









