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上院CCJ=出馬禁止期間の短縮承認=承認されれば直ちに適用

2024年8月22日

20日の上院(Luis marques/Agencia Brasil)
20日の上院(Luis marques/Agencia Brasil)
 上院の憲法司法委員会(CCJ)で20日、選挙裁判所が下した出馬禁止処分を一律8年間にする法案が承認され、全体審議に進んだ。同日付G1サイト(1)が報じている。

 現行法では、選挙法違反を問われた場合や犯罪行為で有罪判決を受けた場合、同僚によって罷免された議員など、有罪となった罪状などにより、出馬禁止期間が違っていた。
 例えば、罷免された議員は、残りの任期とさらに8年間、出場資格を失うが、新しい法案では、出馬資格を失うのは罷免された時から8年間となる。
 また、資金洗浄などの犯罪行為で有罪となり、出馬禁止となった場合、これまでは刑の執行が終わってからの8年間が出馬禁止期間だったが、改正案では、8年間の数え方を、選挙違反が問われた場合は当該選挙の投票日、また、犯罪を犯した場合は最初に有罪となった日から8年間とすることとしている。
 例えば、ジャイール・ボルソナロ前大統領は8年間の出馬禁止処分を受けているが、この法案に従うと、出馬禁止は2022年10月2日からの計算となり、10月6日が投票日となる2030年の選挙には出馬が可能となる。
 また、改正法案では、複数の罪状で有罪となっても禁止期間は延長(累積)されず、8年間のままであることや、法案が成立すれば過去と将来の有罪判決の両方に直ちに適用されることも記されている。

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