パンアメリカン卓球選手権=混合複と男子単は伯勢対決=日系の高橋姉妹らが大活躍

エルサルバドルで開催されているパンアメリカン卓球選手権大会は20日まで続くが、17日は混合ダブルスや男子シングルスがブラジル勢同士の対決となって金・銀を独占。混合ダブルスを制したジウリア・タカハシは女子ダブルスでも優勝するなど、日系選手が大活躍した(17日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)(3)(4)参照)。

混合ダブルスは、世界ランキング19位のブルーナ・タカハシと6位のウゴ・カルデラノ組が有利と見られていたが、セットカウント3対2(5/11、11/7、11/9、5/11、11/6)で決勝戦を制したのは世界ランキング92位でブルーナの妹のジウリア・タカハシと173位のギリェルメ・テオドロ組だった。
ジウリアの活躍は混合ダブルスだけに止まらず、ラウラ・ワタナベと組んで臨んだ女子ダブルス決勝でも、チリのパウリーニャ・ヴェガ/ダニエラ・オルテガ組をセットカウント3対0(13/11、11/9、11/6)で制し、米州大陸での大会では初の女子ダブルス優勝を果たした。
他方、混合ダブルスは銀に甘んじたウゴ・カルデラノは、やはりブラジル勢対決となった男子シングルス決勝でヴィトル・イシイをセットカウント4対0(11/5、11/7、11/8、11・9)で破り、同大会5度目の金メダルを獲得した。
女子シングルス決勝では、ブルーナ・タカハシが2023年のサンチアゴ大会決勝同様、プエルトリコのアドリアナ・ジアスと対戦。23年大会の雪辱を願ったが、セットカウント4対2(11/8、11/5、10/12、11/2、13/15、12/10)で敗れ、銀メダルに甘んじた。
ただし、ブルーナはここ7回の大会で6個目のメダル獲得だ。なお、準決勝でジアスに敗れたジュリア・タカハシは銅メダルを獲得した。
男子シングルスで準優勝のヴィトル・イシイは混合ダブルスで優勝したギリェルメ・テオドロと組んで男子ダブルスにも出場。準決勝でアルゼンチンのオラシオ・シフエンテス/サンチアゴ・ロレンソ組に敗れたが、銅メダルを獲得した。