統一地方選=決選投票用の投票機=選挙裁判所が準備開始

【既報関連】統一地方選の決選投票を10日後に控えた17日、選挙裁判所が15州都を含む51市で行われる決選投票で使われる投票機計9万7千台の準備を始めたと同日付G1サイト(1)が報じた。
決選投票は人口20万人以上で第一次投票では有効投票数の過半数を占めた市長候補が出なかった51市で行われ、約3400万人が投票に参加する予定だ。
一次投票の時は全ての市に関し、市長と市議の候補者全員のデータを組む必要があり、準備にも手間取ったが、決選投票は市長選に臨む候補者2人のデータを51市分組むだけで済む。また、一次投票で使った機械が使われるため、1カ所のシールをはがし、結果記録媒体の青いカードを交換するだけで良いため、手順も短縮される。
決戦投票に臨む市長候補が一番多い政党は自由党(PL)で、前回選挙の2人が23人に急増。2位は労働者党(PT)で、15人が13人に減少。3位の民主運動(MDB)は12人が10人に減って、社会民主党(PSD)とウニオンにも並ばれた。前回選挙で決選投票に残った市長候補最多はPT15人、民主社会党(PSDB)14人、MDB12人だったが、PSDBは5人に激減し、9位となった(10日付G1サイト(2)参照)。
州別の決選投票市の数は、サンパウロ州18、リオ・グランデ・ド・スル州5、リオ州とゴイアス州、パラナ州各3などとなっている。