大サンパウロ市圏=2週末連続で停電記録=弱い雨ながら2万世帯以上

11日から6日続いた大停電から間もない19日、大サンパウロ市圏でまたも停電が発生。2万世帯以上で停電を記録した。20日付ポデール360(1)が報じている。
18日に大サンパウロ市圏に到達した寒冷前線は今年最大の雨量と時速40〜60キロの風が予想されていたため、「また停電が起こるのではないか」と到達前から恐れられ、スーパーでろうそくや食料の買い出しをする人の姿が見られていた。
予想は外れ、雨そのものはガロア(小雨)と呼ばれる穏やかなものとなった。しかし、大サンパウロ市圏では19日、300万世帯ともいわれた前週末の大停電ほどではないものの、1万を超える世帯で停電が起こった。
電力供給企業Enelの発表によると、20日現在では2万3033世帯で停電を記録したという。停電が起きたのはサンパウロ市、マウアー、サンベルナルド・ド・カンポなどで、市民からは、「この程度の雨で停電になるのか」との不満の声も聞こえている。(2)
今週のサンパウロ市は、連日、雨が予想されている。