最高裁の別棟で初期火災=負傷者なく大事に至らず

21日、最高裁の別棟で火災が発生した。同日付UOLサイト(1)が報じている。
火災発生は21日19時頃で、最高裁の別棟「2A」の2階(日本的にいえば3階)部分の1室から出火した。この棟は最高裁判事たちの執務室のあるところで、出火後に煙が廊下に広がり、火災警報器が作動した。
最高裁によると、別棟にいた人たちは全員無事にその場を離れたという。火災そのものも、職員たちが消防隊を呼び、消火作業も速やかに行われたという。
3階部分は現場検証を行うため、22日朝まで立ち入り禁止となったが、現場検証は1時間半程度で終了し、清掃作業が行われた。
出火後は煙を吸った職員ら6人が消防隊員による手当を受けたが、病院に運ばれた負傷者は出ていないという。
火災の原因は調査中だが、職員たちの証言などから、空調設備が火元となった可能性が高いと見られている。