バロンドール=ヴィニシウスは受賞ならず=レアルは授賞式行きキャンセル

28日、パリで「サッカーの世界一選手」を意味するバロンドールの授賞式が行われたが、受賞が有力視されていたヴィニシウス・ジュニオル所属のレアル・マドリッドが彼の受賞はないと事前に知り、授賞式への参加を拒否した。(1)
これは、スペインのサッカー誌『マルカ』の報道で明らかになった。それによると、レアル側は事前にヴィニシウスの受賞がないと聞かされ、授賞式への参加をキャンセルしたという。レアルは同授賞式に関係者20人ほどで参加する予定でいた。
ヴィニシウスはレアルの不動の左ウイングとして、同チームの今年の欧州チャンピオンズリーグ制覇にも貢献した。受賞となれば、ブラジル人では2007年のカカー(当時ACミラン)以来、17年ぶりであったたことから、ブラジル国内でも期待が高まっていた。
バロンドールはマンチェスター・シティのスペイン人選手ロドリに決まった。同選手はシティのボランチで、チームの守りを固めるだけでなく、攻撃にも積極的に参加しており、ゲームの要として高い評価を受けている。