「国の大半が人種差別的」=59%の国民が感じる

国民の59%は「国民の大半は人種差別的だ」と考えていることが調査の結果、判明した。20日付CNNブラジル(1)が報じている。
これは、19日にダッタフォーリャが発表した調査結果で明らかになったものだ。同調査は、5〜7日に行われ、全国113市の16歳以上の人、2004人が回答を行った。
それによると、59%の人が「国の大半が人種差別的」だと考えていることがわかった。「すべての人が差別的」と考えている人は5%、「少数派だが、差別的な人はいる」が30%、「人種差別をする人などいない」は4%で、「回答不能」も2%いた。
この回答は男女によっても差があり、女性だと74%が「全員もしくは大半が差別的」だと考えているが、男性は53%にとどまった。
また、「近年、人種差別は増えたか」の質問には45%が「増えた」、35%が「変わらない」、20%が「減った」と答えている。
さらに、「どこに差別を感じるか」には、「人の態度」が56%と多く、「政府や企業などの社会的な仕組み」は27%、「態度と仕組みの両方」が13%だった。
また、「肌の色で差別を感じたことがある」という人は黒人(プレット)で56%、褐色系(パルド)で17%、白人で7%だった。
20日は「黒人の意識掲揚の日(ジア・ダ・コンシエンシア・ネグラ)」で、今年初めて全国的に祝日となった。