site.title

タルシジオ氏支持は68・8%=次期大統領候補としても有力視

2024年11月23日

タルシジオ・デ・フレイタス・サンパウロ州知事(Foto:Rafa Neddermeyer/Agência Brasil)
タルシジオ・デ・フレイタス・サンパウロ州知事(Foto:Rafa Neddermeyer/Agência Brasil)

 世論調査会社パラナ・ペスキーザスが21日に発表した調査報告によれば、タルシジオ・デ・フレイタス・サンパウロ州知事(共和者・RP)の支持率は68・8%で、不支持の26・7%を大きく上回った。同氏は2026年の次回州知事選における再選の有力候補と見なされると共に、大統領候補としても注目されていると、同日付エザーミ誌など(1)(2)が報じた。
 社会階層や学歴などで分析すると、タルシジオ氏の支持率は、男性、35~44歳の人、高等学校修了者で特に高い傾向が見られる。地域別では州内陸部での支持が特に高く、対照的に大都市圏では不支持率が33・5%と最も高い。
 政権運営の評価では、17・8%が「非常に良い」、33・8%が「良い」、28%が「普通」と答えた。一方、批判的な評価では、7・4%が「悪い」、10・7%が「非常に悪い」と回答している。評価を保留または無回答は2・3%だった。
 調査では26年の知事選についても三つの仮想選挙シナリオが提示され、各々の候補者について意見が求められた。
 タルシジオ氏が出馬した場合の第1シナリオでは、同氏が40・5%の支持を得てトップ。以下、パブロ・マルサル氏(労働刷新党・PRTB)が20・5%、現中小企業相のマルシオ・フランサ氏(ブラジル社会党・PSB)が12・6%と続いた。
 第2シナリオはタルシジオ氏不在の場合で、マルサル氏が28・3%で、リカルド・ヌーネス現サンパウロ市市長(民主運動・MDB)の27・2%僅差ながら上回り、1位となった。
 第3シナリオはタルシジオ氏とヌーネス氏がどちらも不在の場合で、マルサル氏が32・5%で支持を拡大。フランサ氏が17%で次点となった。
 タルシジオ氏は、2024年末で州知事就任から丸2年となり、26年の再選に向けた有力候補者と見なされている。だが、ジャイール・ボルソナロ前大統領(自由党・PL)が出馬資格を失ったことから、大統領候補としても名前が挙がっている。
 この調査は同調査機関が実施したタルシジオ政権に関する初めての世論調査であり、比較可能な過去のデータは存在しない。
 同調査では、ルーラ政権(労働者党・PT)に対する支持率も調査されたが、支持率は42・4%で、不支持の54・2%を下回った。
 ルーラ氏の政権運営については、「非常に良い/良い」が31%、「普通」が22%、「悪い/非常に悪い」が45・5%だった。
 同調査は有権者1684人を対象に行われており、誤差の範囲は上下2・4%ポイント、信頼度は95%だった。


失業率=7連邦自治体で低下=全国平均は6・4%前の記事 失業率=7連邦自治体で低下=全国平均は6・4%連邦政府=黒人奴隷に人種差別を謝罪=負の遺産失くす基金創設へ次の記事連邦政府=黒人奴隷に人種差別を謝罪=負の遺産失くす基金創設へ
Loading...