site.title

ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(59)

2024年11月27日

 この北パラナで英国系の──現代風に表現すれば──ディベロッパー北パラナ開発会社が、百数十万㌶規模の原生林を開発中であった。
 南米土地は、その一部を購入した。 
 この地方では、鉄道はサンパウロ──パラナ線が敷設中であった。が、オウリーニョスからカンバラーまでしか通じていず、入手した土地は、そこから一〇〇㌔西方に在った。
 南米土地は、この土地の一割を鉄道会社に提供、代わりに「線路を自社の所有地を貫通して敷設し駅を二カ所設置する」様に交渉、了解をとった後に所有地の八割を分譲、残りは直営農場とする。
 同じ一九二六年、大阪の野村財閥が、やはり北パラナに一、五...

会員限定

有料会員限定コンテンツ

この記事の続きは有料会員限定コンテンツです。閲覧するには記事閲覧権限の取得が必要です。

認証情報を確認中...

有料記事閲覧について:
PDF会員は月に1記事まで、WEB/PDF会員はすべての有料記事を閲覧できます。

PDF会員の方へ:
すでにログインしている場合は、「今すぐ記事を読む」ボタンをクリックすると記事を閲覧できます。サーバー側で認証状態を確認できない場合でも、このボタンから直接アクセスできます。

Loading...