感謝の集いに150人=藤瀬プロダクション

芸能プロダクション「F.KEIKO PRODUCOES」(FKP、藤瀬圭子代表)主催の感謝の集いが、11月24日午前11時からサンパウロ市リベルダーデ区のブラジル日本文化福祉協会(文協)2階の貴賓室で開催された。当日は日系社会の芸能関係者、舞台スタッフや親族、友人など藤瀬さんに縁のある関係者約150人が出席し、さらなる親睦を深めた。
集いはFKPを支援する人々などを対象に、藤瀬さんが「日頃の感謝の気持ち」を表すために開催。今年は出席者に、より楽しんでもらうことを目的に、特別に文協貴賓室を会場にして行い、高畑正二氏と藤瀬さんの司会により、進められた。
塩野彰氏による開会のあいさつに続き、FKP舞台スタッフの一人で2021年に亡くなった秀島正幸さんを偲んで黙とうが行われた。
その後、招待者としてサンパウロ日伯援護協会(援協)循環器科医師のヴァルテル・キスクリ氏、援協受付職員の柴田ナイル氏、FKP担当会計士のジョアン・フランシスコ氏、藤間流日本舞踊学校の江口桂校長、ACAL(リベルダーデ文化福祉協会)の小川彰夫評議員会長、ブラジル健康体操協会の川添敏江会長、日本語教師の山本重代氏、日本詩吟学院岳風会(がくふうかい)ブラジル支部の芝紘岳(しば・こうがく)支部長の8人が紹介された。
招待者を代表して川添会長があいさつし、今年9月下旬に静岡県浜松市で開催された国際健康体操フェスタにブラジルから45人が参加したことに言及。「健康であること、仲間がいることの素晴らしさを感じた」と述べ、健康体操への参加を促した。
文協芸能祭実行委員長の楠本留巳氏のメッセージを司会者の高畑氏が代読した後、舞台上では藤間流日本舞踊学校メンバーによる演歌舞踊『川の流れのように』を皮切りにアトラクションが開始。西村武さんらによる歌と踊りのほか、サプライズとしてサンパウロ州選手権(カンピオナット・パウリスタ)リーグのプロサッカー・チーム「オエステFC(バルエリ)」SUB-15(14歳~15歳)に所属する吉廣龍悟(よしひろ・りゅうご)さん(15、大分県出身)の紹介も行われ、司会の藤瀬さんが吉廣さんの活躍と激励の意味を含めて自ら作詞作曲した応援歌を披露した。
引き続き、援協医師キスクリ氏とその子息によるギター演奏、芝紘岳氏による詩吟、伏見エルザ歌謡教室メンバーによる歌謡ショーも行われ、フィナーレは出演者全員による『チャンチキおけさ』で締めくくられた。

乾杯の音頭を取った川添博氏は「今日は歌あり、踊りありの豪華なプログラムを一緒に楽しんでお祝いし、去り行く2024年に感謝を込めるとともに、2025年が皆様にとって楽しく健やかな年になることを祈りつつ」と述べ、「ビーバ、サウーデ、乾杯」と発声。出席者一同とともに杯を掲げた。
昼食は「ブッフェ奄美」の料理が振る舞われた。その後、藤瀬さんとFKP舞台スタッフによるケーキカットも行われ、出席者たちはそれぞれ歓談のひと時を楽しんでいた。