site.title

46都市・地区委員が参加=第44回援協地区組織委員会総会

2024年12月10日

第44回地区委員総会出席者たち
第44回地区委員総会出席者たち

 サンパウロ日伯援護協会(税田パウロ清七会長)は11月22日午前10時から、サンパウロ市リベルダーデ区の援協社会福祉センターにて「第44回地区組織委員会総会」(園田昭憲委員長)を開いた。総会にはサンパウロ州各都市やリオ・デ・ジャネイロ市の地区組織委員会代表者らが出席。2024年10月現在の援協会員総数が4941人で、今年8月に5千人を割った件や、来年の年会費が120レアルのまま据え置かれることが発表された。

 司会は戸田マリオ副委員長が務め、ビデオで援協の活動状況が紹介された。地区組織委員が紹介された後、5月に亡くなったスザノ市の岩原勝一地区委員の御霊に対し1分間の黙とうがささげられた。
 続いて税田会長は「地区組織委員会は、援協を経済的に支える重要な委員会であり、その協力に対し心から感謝いたします」とポルトガル語であいさつした。

園田委員長
園田委員長

 園田委員長は、地方在住者に業務を委任する地方委員制度が1964年に開始され、今年60年を迎えたこと、援協の運営する4つの福祉施設の入居者が170人いること、援協には約5千人の会員がおり、320人が正会員で日系人の理事会を運営することができること、「揺り籠から墓場まで」の言葉通り、援協には墓場もあり、コンゴニアス墓地にあと15人入ることができることなどを説明。「援協は今のところ順調に見えるが、いつ経営が悪化するかわからない。援協を20年後、30年後に残すことが我々の義務。日伯友好病院を建てる時、何百人もの人から寄付を募って造った歴史を忘れないで、私たちは(社会的弱者の)面倒を見させていただいています」と日本語で地区組織委員会の存在意義について語った。

 地区委員紹介として、サンパウロ市内5地区、サンパウロ州内40都市・地区、リオ・デ・ジャネイロ市の委員名一覧が紹介され、雨の中会場に訪れた地区委員の紹介が行われた。
 2023年11月から2024年10月31日までの会費徴収状況が報告され、個人会員徴収額合計は48万2827・51レアルで、法人及び個人会員徴収額合計は3万2376・00レアル、合計額51万5203・51レアルだった。

第44回地区組織委員会総会の様子
第44回地区組織委員会総会の様子

 長喜グロリア委員が閉会の辞を述べた後、前園マルセリーノ事務局長が2023~2024年の援協理事(税田パウロ清七会長)、2023~2025年援協評議員会執行部(与儀昭雄会長)の紹介を行った。
 最後に出席者全員で記念写真を撮り、地区組織委員会筆頭委員の早川量通さんの音頭で乾杯し、懇親昼食会が開かれた。


サンパウロなど8都市で実施=24年第2回日本語能力試験前の記事 サンパウロなど8都市で実施=24年第2回日本語能力試験八重瀬町人会創立16周年祝う=記念式典に200人集う次の記事八重瀬町人会創立16周年祝う=記念式典に200人集う
Loading...