■NYタイムズが選出 唯一のブラジル作品 ―『Suíte Tóquio(スイート・トーキョー)』に映る現代社会の歪み
米紙ニューヨーク・タイムズが発表した「2025年の注目すべき100冊」に、ブラジル人作家ジョヴァナ・マダロッソの小説『Suíte Tóquio(スイート・トーキョー)』が選ばれた。ブラジル作品では唯一の選出だ。原作は2020年に出版されたが、英訳版が今年始めに刊行され、改めて世界の読者に届いた。
物語の核となるのは、仕事に追われるテレビ局幹部の母フェルナンダと、娘の世話をする若きベビーシッターのマジュ。ある日、マジュが娘を連れて姿を消す――この出来事から、抑圧と依存、階級と感情が複雑に絡み合う人間関係が浮き彫りになる。作者は、母と娘、雇用主と使用人の視点を往復させ...
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