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米国=3月25日街を偽造品市場に指定=取締り強化も違法行為止まず

2025年1月11日

3月25日街(Foto:Paulo Pinto/Agência Brasil)
3月25日街(Foto:Paulo Pinto/Agência Brasil)

 8日付G1サイトなど(1)(2)によると、米国通商代表部(USTR)が8日、サンパウロ市中心部にある3月25日街(Rua 25 de Março)の商業エリアを、世界の主要な海賊行為および偽造品市場の一つとする報告書を公開した。同エリアには電子機器、衣料品、香水、高級品などの偽造品を販売する店が1千軒以上あり、国内の他地域への偽造品流通拠点ともなっている。
 同報告書では、世界中で偽造品や著作権侵害製品を取り扱う38のウェブサイトと33の実店舗市場を特定している。中国は依然として、世界最大の偽造品供給元とされている。
 同報告書は偽造品によって毎年数十億ドルの損失を受けている米国ブランドを保護するため、市場運営者や各国政府の行動を促すべく、2011年から毎年発行されている。
 3月25日街に関する報告では、サンパウロ市の歴史的中心地とサンタイフィジェニア地区、およびブラース地区を含む広範な地域について言及しており、海賊版などを扱うショッピングセンターや偽造品を保管するための倉庫の存在なども指摘されている。
 報告書では、同地域では、監視や取り締まりが行われているにもかかわらず、違法な製品を取り扱う事業者が引き続き活動していると強調。一方で、昨年9月に音楽ストリーミングサービスの違法サイトを対象にした著作権侵害対策作戦が実施され、容疑者が逮捕されたことなど、ブラジル政府の具体的な取り組みについても言及している。


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