site.title

ミナス州=「死の高速道」が正式に民営化=連邦政府主導、知事は調印式欠席

2025年1月23日

国道381号線(Reproducao)
国道381号線(Reproducao)

 ルーラ大統領は22日、ミナス・ジェライス州内を走り、「死の高速道」との異名をとる国道381号線の民営化のための書類に署名した。同日付G1サイトなど(1)(2)が報じている。
 国道381号線はミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテを起点とし、同州のゴヴェルナドール・ヴァラダレスまでを走る303・4キロに及ぶ高速道だ。
 同道は工業製品などの輸送に多用されており、サンパウロ州やエスピリトサント州とも繋がっている。だが、曲がりくねっている上に一車線のところが多く、メンテナンスが不十分で、照明や信号にも問題があることが指摘されている。「死の高速道」と呼ばれるのはこのためで、22日早朝もピックアップトラックとトラックの事故で3人が死亡している。
 同道はボルソナロ政権時代から民営化に向けて動いていたが、入札企業が現れなかった。今回の民営化によって、カエテー、ジョアン・モンレヴァーデ、ジャグアラスー、ベロ・オリエンテ、ゴヴェルナドール・ヴァラダレスの5市に新しい料金所が設置される見込みだ。
 また、1181キロの延長が予定されており、ミナス州内21市を網羅することになる。
 なお、同州のロメウ・ゼマ知事はこの日の調印式に参加しなかった。同知事は2026年の大統領選に保守派の代表として出馬することが予想されている。
 ルーラ氏は調印式で、「ゼマ知事は前任大統領の時代には投資援助を求める姿がよく見られたのだが。事業そのものよりも政治が大事なようだ」と語り、ゼマ知事を皮肉った。


フェルナンダ、ノミネートなるか?23日にアカデミー賞ノミネート発表前の記事 フェルナンダ、ノミネートなるか?23日にアカデミー賞ノミネート発表COP30の議長決まる=米国がパリ協定離脱の中次の記事COP30の議長決まる=米国がパリ協定離脱の中
Loading...