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ザンベッリ下議=選挙地域裁が任期剥奪=最終決着は選挙高裁へ

2025年2月1日

ザンベッリ下議(Lula Marques/Agencia Brasil)
ザンベッリ下議(Lula Marques/Agencia Brasil)

 サンパウロ州選挙地域裁は1月30日、カルラ・ザンベッリ下議(自由党・PL)を選挙法違反で有罪とし、下議の任期と8年の被選挙権剥奪を言い渡した。同日付CNNブラジル(1)(2)などが報じている。
 この裁判は、サミア・ボンフィン下議(社会主義自由党・PSOL)が選挙地域裁に対して起こした訴訟を受けたものだ。ボンフィン下議は、ザンベッリ氏は再選を目指していた2022年の下議選で、選挙プロセスに関する虚報を拡散したと訴えていた。ザンベッリ氏は、サンパウロ州内陸部のイタペヴァで電子投票機が操作されているなどの情報を流したが、虚報だった。
 裁判は昨年の12月13日に行われ、その時点で7人中3人の判事が有罪に投票していたが、4人目の判事が見直しを求めたため、先延ばしされていた。
 裁判は1月30日に再開されたが、報告官のエンシナス・マンフレ判事はその席で、ザンベッリ氏が「表現の自由を濫用し、悪意に基づいた行為を行った」と主張。それが支持され、5対2で有罪判決が下り、任期剝奪となった。また、それに続く審理で、8年間の被選挙権剥奪も決まった。
 ザンベッリ氏は選挙高裁に上告する意向のため、これ以上上告・抗告ができなくなるまで、下議としての任期を継続することができる。


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