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アルゼンチンがWHO脱退=トランプ政権に追従する形で

2025年2月7日

ミレイ大統領(facebook)
ミレイ大統領(facebook)

 米国に続き、アルゼンチンも世界保健機関(WHO)から離脱すると宣言した。5日付G1サイト(1)(2)が報じている。
 これは5日、ミレイ政権広報担当のマヌエル・アドルニ氏が公表して明らかになったものだ。
 この発表は、米国のトランプ大統領が1月20日に行ったWHOからの脱退宣言に続くものとなった。この日は、WHOが米国脱退で、来年からの2年間の予算案を4億ドル削減する方針を発表したばかりだ。
 アルゼンチン側は脱退の理由として、WHOに関して年間で1千万ドルという費用削減の必要や、新型コロナウイルスなどへの対応を巡る見解の相違などを挙げている。これはミレイ政権にとって初の国際機関脱退となるが、現地紙「ラ・ナシオン」によると、他の機関からの離脱も数日中に発表される見込みだという。
 WHOは1948年にスイスのジュネーブで設立され、国際的な疫病対策などの指針を示す機関だが、コロナウイルスのワクチンをめぐり、保守派の人々の間で猜疑心や陰謀論が高まっていた。
 アルゼンチン政府は同日、未成年に対する性転換者(トランス)になるためのホルマン療法や手術を禁ずる条例も出した。これも、トランプ大統領がトランスをLGBTの対象から外し、「女性になったトランスの囚人を男性刑務所に入れる」「トランス選手の競技会参加を禁ずる」などの判断を行ったことを受けたものだ。


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